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無添加住宅について

近年、よく耳にするシックハウス症候群。その原因のほとんどが接着剤に含まれる化学のりだとわかってきました。
化学建材を多用した住宅づくりが「シックハウス」を生みだしたといえるでしょう。
シックハウス症候群は化学建材から空気中に放出される化学物質を吸い込み体内に蓄積されることでアレルギー反応が引き起ります。
もちろん同じ家に住んでいても何も症状が出ない人もいます。それはアレルギーの許容範囲に個人差があるからです。
無添加住宅では化学のりをいっさい使わずに家を建てることはできないものかと長年研究してきました。そしてついに体に良い無添加の家を完成させました。
化学のりに代わる接着剤として米でつくる「米のり」・動物の骨のや皮を煮てつくる「にかわ」などを使用します。
建材などには天然素材を吟味して選び、内装素材として安価な「漆喰」塗り工法を開発するなど化学物質を使わない無添加の素材と工法で住まいづくりをすすめます。

健康を気にされる方の多くは食品を気にされ選ばれる方が多いと思います。しかし毎日の生活の中で吸い込む空気を選ぶことはできません。
大切な家族が過ごす家だからこそ、小さなお子さんが舐めても大丈夫、おいしい空気の家族想いの家づくりをはじめませんか。

  • 無添加住宅画像01
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外壁・内壁・天井とほぼ家の全体にわたって漆喰を使用しています。
漆喰は耐火性・耐久性も高く古くから城や土蔵などに使用されてきました。
ビニールクロスでは得られない健康的な空間が生まれます。

漆喰は建築基準法第2条9号による不燃材料と
なっています。特にオリジナル漆喰は科学物質は
入っていないので、燃やしてもダイオキシンなどの
有毒ガスを発生することもありません。昔の
お城や蔵が漆喰で塗られているのも、火に強い
という特性の為です。
漆喰のもつ弱アルカリ性が、人に有害な菌(イン
フルエンザウィルスなど)を不活化し、有用な菌
(麹菌・乳酸菌など)を活性化させます。2009年の
世界的流行となった鳥インフルエンザの際に、殺菌の
ため養鶏場などでまかれた石灰は漆喰と同成分です。
ちょっとした汚れであれば消しゴムでこすったり、カッター
ナイフで削って対処します。また広範囲を汚してしまった場合
は、薄めた漆喰をローラーなどで塗ってしまいます。例えば
これらのことはお客様自身で行うことが可能なくらい簡単です。
対してクロスや新築材は初めはきれいですが汚くなってしまうと
補修をしたところで、新しく張り替えない限りは惨めさはぬぐい
切れません。漆喰などの自然素材は、その補修の後でさえ年数を
経るとなじんで、味が出てきます。
漆喰の主成分である炭酸カルシウムが静電気を帯びに
くい性質を持っているので、大気中の浮遊微小粒子
(ホコリなど)をほとんど寄せ付けません。たとえば
ビニールクロスの部屋で特に家電製品の周りが黒く汚れ
ているのは、ビニールクロスが静電気を帯び浮遊微小粒子
を吸い寄せているからなのです。
シックハウス症候群の原因とされる揮発性有機化合物
(トルエン・キシレン・エチルベンゼンなど)を吸着し
分解します。ただでさえ化学物質を使わない無添加住宅
なので、安心安全です。
他の建材では表現できない漆喰壁の白い輝きは、漆喰が
大気中の二酸化炭素と化学反応を起こし、ゆっくりと乾い
ていくなかで純粋な炭酸カルシウムが結晶化し、漆喰壁に
透明な方解石の結晶ができるからなのです。この結晶が太
陽光を乱反射しキラキラと白く輝くのです。その反射率
は鏡とほぼ同等というのですからその効果は
計り知れません。
漆喰は素材そのものの化学変化によって固まることが
できるので、クロスや合板・珪藻土と異なり化学接着剤を
必要としません。そのためシックハウス症候群の原因の一つ
とされる揮発性有機化合物を放出することがまったくありま
せん。また主成分である炭酸カルシウムは人にとって親和性が
あるので食べられるくらい安全な物質ともいえます。
(固まる前の漆喰は、強アルカリ性なので食べられません)
微細な穴が無数に開いている素材なので、優れた
吸湿放湿性(調湿性能)が備わっています。住空間の
湿度を適切に調節することで結露を防止し、建物の耐
久性を維持します。また、湿度の高い夏は湿気を吸い
込み、乾燥する冬場には湿気を放出し、居心地の良い
住環境を作ります。(性能の限界を超える過度の加湿・
暖房は結露発生の原因となります。ご注意下さい。)

無添加住宅の無垢素材は薬剤による防腐加工せず約70℃の高温窯に1週間程入れることで防虫・防カビ処理を行います。
また、出荷前には冷凍殺虫も施しています。
無垢材は調質性能を持っています。室内が乾燥すれば水分を吐き出し湿気が多いときには水分を吸い込みます。
調質機能があるからこそ、床なりも自然な現象です。
自然な環境で育った無垢材の表情は様々で一本として同じものはありません。
大量生産ではなく長い年月をかけて育ってきた天然素材だからこそ、ぬくもりと安らぎを人に与えることができます。

  • インドネシア松(インドネシア産)
    マツ科の針葉樹。中程度の硬さで、柔らかな木目が特徴。色は黄白色で上品な色合い。樹脂に富み、耐水性があるので、内装用材・家具材など広い用途に使用されています。特にA級品を厳選して使用しています。
  • アカシア柿渋塗装(ベトナム産)
    マツ科の常緑広葉樹。材質は硬く心材は濃い茶色、辺材は白色の濃淡があり、色差がはっきりしている素地に、柿渋塗装を施しています。柿渋塗装は、水拭きや強い摩擦により色落ちします。
  • シンゴン(インドネシア産)
    マメ科の広葉樹。木質は軽く、適度な柔らかさと温かさが特徴。色は淡い黄白色、木目は直通、見た目からも南洋桐ともよばれる。自然の化学物質が大変少ないので、化学物質過敏症の方にも最適。人に優しい床材です。(桐ではありません)
  • シンゴン集成フロア(インドネシア産)
    シンゴンを集成材にすることにより反りや伸縮を軽減。施工後の隙間や床鳴りが少なくなりました。接着剤には※のりを使用していますのでシンゴンが持つ化学物質が少ないという特性をそこなうこともありません。
  • ミルキーメープル(インドネシア産)
    カエデ科カエデ属の落葉広葉樹。心材、辺材共に白色から黄白色。硬質で木目が細かく縮み杢が出るのが特徴。古くから楽器材として使用されてきました。
  • レッドオーク(ベトナム産)
    ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。辺材は淡黄褐色で目には虎斑がみられます。名前の通り赤系が濃く、ホワイトオークに比べ木理は通直。やや肌目が荒く、表面白太や5ミリ程度の生節が入ることがあります。
  • ナラ(オーク)(中国産
    ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。硬質で重厚、はっきりした木目が特徴。辺材は黄白色、心材は黄褐色から灰褐色。小節、色差があります。
  • ロックファー(ベトナム産)
    シクンシ科の広葉樹。心材は褐色または黒褐色で、色調に差があり、別名アジアンウォールナットと呼ばれ、硬くて重厚感のある床材です。
  • ラジアタパイン(中国産)
    マツ科の針葉樹。色は黄白色で、硬さは中程度。成長が早い木で植林材として広く栽培されています。ニュージーランド松の建具と樹種が同じです。
  • ロシアンパイン(ロシア産)
    マツ科の針葉樹。アカマツとも呼ばれています。心材は赤褐色、辺材は淡黄白色。※本品は節や節から発生した割れ欠け等が含まれています。※原産地がロシアのため冷凍殺虫処理はしておりません。

無添加住宅では断熱材に天然素材の炭化コルクを選びました。
炭化コルクはコルク樫の樹皮からワインのコルクを作成した残りを炭にしたものです。
いわば炭ですから、空気の浄化・調温などプラス効果も絶大です。

1立方mあたり4000万個の空気を内包した微細な細胞から構成されているコルクは、優れた断熱性を持ち、宇宙飛行士の安全確保から、スペースシャトルの断熱材としても使用されています。
炭化コルクには優れた防音性と吸音性があります(1.000~2,000ヘルツの音を吸音)。また、衝撃吸収性により、音の振動を遮ります。これより従来の高断熱・高気密性住宅の「音が響く」という弱点を解消します。
その名の通り炭化コルクは通気性、防虫性があり栄養分もないので長く腐らず、その形状と弾力性を保ち、断熱性能を長期に渡り維持します。
コルク樫の木には、虫から身を守るための忌避成分のあるスベリンという物質があり、虫やダニを寄せつけない住環境をつくります。
炭化することでコルクの気泡部分が開き、空気中の水分を吸収したり吐き出したりする性質を持つようになります。乾燥した冬、ジメジメした夏、この炭化コルクが湿気をコントロールします。

外壁・内壁・屋根に使用します。
無添加住宅の屋根は石を独自の広報で省エネ屋根システム「クルーフ」

・軽くて涼しい省エネ効果
・自然な美しさと耐久性を兼ね備えている
・生産は無公害・再利用ができて残材は土の中に戻せてエコロジー

  • クールーフマルチカラー
    一枚として同じ紋様、同じ色合いのない多彩な表現は、天然の粘板岩ならでは。自然の風景にやさしく溶け込む、ナチュラルな屋根。
  • クールーフグレー
    クールでシンプルな色調が、都会的な外観フォルムとマッチして、その美しさをよりいっそう際立たせてくれます。和風外観との相性もピッタリです。

「無添加住宅」では、化学接着剤の代わりに、米糊、にかわ、ぎんなん草など昔ながらの自然の
素材でつくる接着剤を、適所適所に使い分けています。
化学接着剤はせいぜい30年ぐらいしかもちません。
いっぽう米糊で組み立てられた仏像などは300年以上壊れていません。
昔ながらの接着剤で十分な接着効果と健康的な効果が期待できるのです。

  • 化学接着剤ができるまで、日本の建築現場では米糊を使っていました。昔の大工さんは朝一番、ご飯を木板の上で竹ベラでこねるのが仕事だったのです。無添加住宅では、ドアやキャビネットの集成材の貼り合わせに、塩を混ぜた独自の米糊を使っています。
    接着力は木工用ボンドと同じ強度です。

  • にかわは、動物の骨や皮を煮て精製してできるゼラチンです。にかわ=ゼラチン=コラーゲンです。現在は食品や化粧品などに広く利用されていますが、昔は接着剤としても使われていました。高温では液体、低温になると5秒で固まります。瞬間接着剤としてフローリングの接着などに重宝しています。

  • ぎんなん草は、岩場に生える茶色の海藻でみそ汁の具材として人気があります。それを煮詰めた液が、ふのりです。接着力が弱く水に溶けやすいのが特徴で、水に濡れるとたちまち溶けて容易に剥がせるので、障子などの接着剤に使います。