近年、よく耳にするシックハウス症候群。その原因のほとんどが接着剤に含まれる化学のりだとわかってきました。
化学建材を多用した住宅づくりが「シックハウス」を生みだしたといえるでしょう。
シックハウス症候群は化学建材から空気中に放出される化学物質を吸い込み体内に蓄積されることでアレルギー反応が引き起ります。
もちろん同じ家に住んでいても何も症状が出ない人もいます。それはアレルギーの許容範囲に個人差があるからです。
無添加住宅では化学のりをいっさい使わずに家を建てることはできないものかと長年研究してきました。そしてついに体に良い無添加の家を完成させました。
化学のりに代わる接着剤として米でつくる「米のり」・動物の骨のや皮を煮てつくる「にかわ」などを使用します。
建材などには天然素材を吟味して選び、内装素材として安価な「漆喰」塗り工法を開発するなど化学物質を使わない無添加の素材と工法で住まいづくりをすすめます。
健康を気にされる方の多くは食品を気にされ選ばれる方が多いと思います。しかし毎日の生活の中で吸い込む空気を選ぶことはできません。
大切な家族が過ごす家だからこそ、小さなお子さんが舐めても大丈夫、おいしい空気の家族想いの家づくりをはじめませんか。
外壁・内壁・天井とほぼ家の全体にわたって漆喰を使用しています。
漆喰は耐火性・耐久性も高く古くから城や土蔵などに使用されてきました。
ビニールクロスでは得られない健康的な空間が生まれます。
無添加住宅の無垢素材は薬剤による防腐加工せず約70℃の高温窯に1週間程入れることで防虫・防カビ処理を行います。
また、出荷前には冷凍殺虫も施しています。
無垢材は調質性能を持っています。室内が乾燥すれば水分を吐き出し湿気が多いときには水分を吸い込みます。
調質機能があるからこそ、床なりも自然な現象です。
自然な環境で育った無垢材の表情は様々で一本として同じものはありません。
大量生産ではなく長い年月をかけて育ってきた天然素材だからこそ、ぬくもりと安らぎを人に与えることができます。
無添加住宅では断熱材に天然素材の炭化コルクを選びました。
炭化コルクはコルク樫の樹皮からワインのコルクを作成した残りを炭にしたものです。
いわば炭ですから、空気の浄化・調温などプラス効果も絶大です。
外壁・内壁・屋根に使用します。
無添加住宅の屋根は石を独自の広報で省エネ屋根システム「クルーフ」
・軽くて涼しい省エネ効果
・自然な美しさと耐久性を兼ね備えている
・生産は無公害・再利用ができて残材は土の中に戻せてエコロジー
「無添加住宅」では、化学接着剤の代わりに、米糊、にかわ、ぎんなん草など昔ながらの自然の
素材でつくる接着剤を、適所適所に使い分けています。
化学接着剤はせいぜい30年ぐらいしかもちません。
いっぽう米糊で組み立てられた仏像などは300年以上壊れていません。
昔ながらの接着剤で十分な接着効果と健康的な効果が期待できるのです。